デュラララチャット(仮)総合掲示板

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デュラチャ(仮)の掲示板です。雑談、イラスト、小説投稿、待ち合わせ、悩み相談等に利用してください。

  • いろんな小説載せていきます。

    どこぞの臨也さん
    No.353787
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    暇なので小説載せていこうかと思います。だいぶ前に書いたものです。
    見た人も居るかもしれませんね。
    自スレに載せてもよかったんですが、長くなるので分けました。

    まず、最初は…いつかのSF創作の小説です。短編で、全部で5章あります。
    地球崩壊後の世界で、その過去の話になってます。
    この小説は、グロテスクな表現が含まれています。
    苦手な方はTOPへお戻りください。
    次のレスからキャラ紹介載せます。
    このお話が終わったら、また別の小説を載せるかもしれません。

  • どこぞの臨也さん
    No.353804
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    ■キャラ設定

    【名前】
    カロル

    【識別番号(性別)】
    22765M(男)

    【使用年数(年齢)】
    35年

    【耐久年度(寿命)】
    40年(残り寿命・後5年)

    【容姿】
    (画像参照【Rinmaru Games】より
    www.rinmarugames.com/)

    ウェーブがかった赤髪。瞳は深い橙。
    上半身、茶色のランニングシャツの上から赤のサバイバルチョッキを着用。
    下半身、同じくポケットが沢山ついた茶色のサバイバルズボンを着用。
    (自我が芽生えてからは、耳にシルバーのピアスをしている。
    自我については【その他】を参照。)

    【その他】
    戦争兵器のために作られた上位のヒューマノイド。
    ただ、耐久年度が大幅低くなっていて、
    壊れやすいと言った難点もあり若干ガタも来ている。

    技術者に見放され武装がそのままになっている。
    武器はほとんど使用していなく、必要な時のみ使っている。
    普段は身軽にサバイバルナイフとライフルのみを装備している。
    その他は技術者に預けて武装解除済み。
    (スナイパー、ハンドガン、その弾丸のみは見つからない場所に保管している。)

    命令機関が壊れているため時たま物質に斬りかかろうとしたり、
    銃を誤発したりと制御が利かない時がある。
    それを補うため武装解除も試みたが、無いと不便だと判断し、
    自ら命令機関のソースを全て、自立型に切り替えさせた。
    若干の狂いは生じているが、以前よりかは安定している。
    その反動で性格に少々問題が発生している。

    耐久年度が失われつつあるため様々な機能が20%ずつ低下している。
    (握力300から240へ低下。察知力0.1秒から0.08に低下。
    時速50㌔から40㌔に低下。馬力350から280に低下。)
    それでも能力には優れているので、それを買われて食料の調達や、
    未開地の開闢(かいびゃく)を任されるようになった。
    危険がないか一通り巡回も行なっている。

    また、頭部には、記録保持チップが埋め込まれておりあたかも今現在、
    体感しているような仮想バーチャルリアリティを味わえる。
    これは、カロルが今まで見てきたもの、
    感じたものをそのまま感覚として伝え映像として投影しているだけ。

    元々は、命令を機械的にこなしていたのだが、
    自立型に切り替わってからは荒い人格になりつつあり命令に背くこともある。
    それは高率が悪いから。
    一切の無駄を省き、なおかつ高率のよい妙案を提示したりと判断力が以前よりも向上している。
    ただその分、扱いが難しいという点もある。

    【カロルのイメージソング】
    曲名:狂乱 Hey Kids!!
    歌手:THE ORAL CIGARETTES

  • どこぞの臨也さん
    No.353807
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    ■キャラ紹介2

    【名前】
    ロイド

    【性別】

    【年齢】
    30歳

    【容姿】
    (画像参照【Rinmaru Games】より
    www.rinmarugames.com/)

    褐色(かっしょく)の肌。ボサボサの黒髪。
    後ろで髪を束ねている。
    瞳はエメラルドグリーン。
    あご髭が生えている。
    タグの付いたネックレス着用。

    【性格】
    いい加減でだらしないがやるときはやる。
    人を魅了する不思議な力があるカリスマ。
    意外と苦労性。

    【その他】
    ヒューマノイド、カロルを生み出した技術者。
    その他にも、様々な戦闘型ロイドを開発している。
    カロルには特殊なプログラミングが仕込まれており、
    これにより、人間に近い生態になっている。

    【ロイドのイメージソング】
    曲名:From Y to Y
    歌手:初音ミク

    【2人のイメージソング】
    曲名:Pray
    歌手:Tommy february6

  • どこぞの臨也さん
    No.353829
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    【カロルの目録~ロイドとの記録】
    ■プロローグ(1章)

    荒暦(こうれき)20XX年。
    地球崩壊後の世界。
    地球が崩壊後、ほとんどの技術者とヒューマノイドは
    月面へ移動し植民する者が増えた。

    それでも、地球に残っている者たちもまだいる。
    その理由は様々。

    これは、一体のヒューマノイドどその技術者の、
    少し悲しい過去の記録の物語――。

  • どこぞの臨也さん
    No.355070
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    ■狼煙を上げろ!(2章)

    たまに思い出す。
    それは、ロボットにとってただの「記録」で、
    「一部のデータ」に過ぎねぇ。
    だが、俺にとっては、「大切な思い出」だ。

    そう、あれは確か俺がまだ、自我を得ていない過去の―――。

    「カロル、お前だけでも逃げろ、私のことはいいから!」

    黒髪を揺らし、息せき切った男が背後をやたら警戒しながら、全力疾走していた。

    「その命令には従えません…。
    ロイド様を護衛するのが、俺の存在意義で使命です。」

    その後ろには、燃えるような赤い髪の無表情な若い男が、
    前を走るロイドと言う人物を護衛しながら、
    ライフル銃を慣れた手つきで標的めがけてブレなく正確に撃ち抜いていく。
    そのたびに空気が張り詰める。
    ただならぬ緊張感に包まれていた。

    どうやら二人は、何者かに追われているようだ。

    「しつこい連中だな。
    カロル!頼めるか!?厳しいようなら――。」

    終始、言い終える前に赤髪の男が遮る。

    「いえ、問題はありません。
    バイタルは依然良好、安定しています。
    いつでも攻撃は可能です。」

    ロイドとはうって変わって、平然と息一つ乱さずクールに応えた。

    「そうか、頼もしいな。
    なら、目的地までこのまま行くぞ。
    ポジション崩すなよ。
    弾の残量は、後どれくらいだ?」

    「御意。…残量弾数、アサルトライフル200発。
    マグナム3発。ハンドガン6発。
    そして、スナイパー1発です。」

    「なるほど、それくらいあればお前には楽勝だろう!」

    追い詰められているのは確かなのに、ずいぶん余裕な態度だ。
    よほど、この赤髪のカロルと言う男を信用しているのだろう。

    「命令だ!カロル!
    奴らに思い知らせてやれ!
    ただし、ほどほどに…な」

    意味深な苦笑いを浮かべて制止を促(うなが)す。

    「御意。これより、臨戦モードに入ります。
    ターゲットロックオン、殺戮を開始いたします。
    ロイド様、これより敵を排除いたしますので、
    半径200センチメートル付近には入らないようお願いいたします。」

  • どこぞの臨也さん
    No.358276
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    2章、まだ続きあったの忘れてました(;^_^A

    ■続・狼煙を上げろ!(2章)

    ―――そう。
    この赤髪の奴こそが過去の俺なんでさ。
    この時の俺は、無機的で無欠…。
    ああ、この場合の無欠は、人殺しにしてはって事っスね。
    え?この時なにを感じていたかって?
    それ、ロボットの俺に聞くには、ナンセンスじゃないっスか?
    まあ、一応答えまさぁ…。
    う~ん、そう…っスねぇ~…。
    きっと俺は、言われるままに動いていたと思いやす。
    無駄な行動を一切省いた、本当の意味での殺戮兵器…だったスね。

    で、その後は、俺の華麗な武勇伝が始まりやす…。

    こんな風に―――。

  • どこぞの臨也さん
    No.358286
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    ■誘いこまれたのは?(3章)

    「ターゲットまで100メートル。
    視界オールクリーン、キルゾーンに敵を補足、発射。」

    カロルが放ったスナイパーの弾が、猛スピードで駆けてゆく。
    それはほんのわずかな隙間。
    気づいた時には「人間」だったものは、「ただのもの」へとなり下がった。
    つまり、死体と化したと言うことだ。

    死体には目もくれずに、次の標的へ銃の標準を合わす。
    前方に2人、左右に2人、背後に2人、合計6人。
    どうやら、前の標的に捕らわれすぎて注意散漫になってしまっていたようだ。

    「おいおい…どうするよ?囲まれちまったぞ!?
    お前にしちゃあ、有り得ねえミスだな。」

    「いえ、これは全て故意故。
    彼らの誘いにわざと乗ったのです。
    誘い込まれたのは俺たちではなく、彼らの方です。
    このパターンならまとめて始末でき、無駄がありませんので…。」

    そう、これは全て、計算された状況だったったのだ。
    だからカロルは宣言した。

    「3分以内に片をつけます。
    ロイド様はどうぞ、お体をお休めください。」

    相変わらず余裕の態度を崩さないカロル。
    だが、追い詰められている状況は何一つ変わらない。

    「んなら、ありがたくそうさせてもらうとするか…。
    よいしょっと…。」

    緊張感漂う空気…。
    ロイドは場違いな行動をとる。
    敵に囲まれてるのに地べたに座り込んで寛(くつろ)ぎ始めたのだ。

    「リミッター解除。
    これより、キリングモードへ移行します。」

    唐突に危険信号を発生させ、周りの敵も怪訝(けげん)な言動に動揺を隠せないでいる。
    その瞬時に、カロルが動きを見せた。

    いつの間にか取り出されたマンゴーシュ、扱いが難しいとされている代物(しろもの)。
    柄(つか)と刃の間に、大型のガードがついている今時珍しいナイフだ。
    それを左手に構え、右手にはロイドにより改良された連射マグナム。
    オリジナルの特注品を構える。

    前方にいる敵の1人が先制攻撃を仕掛けてきた。
    ライフルによる連射だ。
    1発、2発、3発と次々に発射される弾をマンゴーシュで弾き返しカウンターを食らわせる。
    並々ならぬ神業だ。
    それもそのはず、彼カロルは、人を滅す事のみに特化された殺戮兵器なのだから…。

  • どこぞの臨也さん
    No.359421
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    ■一騎当千の殺戮兵器(4章)

    カウンターの弾は、敵の腕や胴体などに浅くめり込んだ。

    「ぐあ"あ"あ"ぁーーっっ!!!」

    全身激しい痛みが襲い、身悶えながらも必死で抵抗を見せる。
    苦痛に歪む顔には悔しさの色が浮かんでいた。
    敵の顔色などお構いなく容赦なくカロルの攻撃は続く。
    マンゴーシュを仕舞うと今度はライフルを取り出し、マグナムと二丁拳銃で攻撃を試みる。

    敵との距離を掴む為、バックステップを踏み、マグナムとライフルで交互に射撃する。
    命中する必要はない、これは敵の行動を伺う為だ。

    それを敵がドッチロールで交わし切る。
    見計らったように一気に距離を詰め、今度はマグナムをホルダーに仕舞うと再度マンゴーシュを取り出す。
    武器の入れ替えをする間もライフルで牽制(けんせい)。
    敵も命がけでカロルの攻撃を右へ、左へ、後ろへと柔軟な動きで避けてゆくが…。
    背後にまで気が回らなかったのか、ついに大木で遮られてしまい逃げ場を失ってしまった。
    恐らくこれは、カロルの思惑なのだろう。

    追い詰められた敵が何かを言おうとしたのだが…。
    その声は一歩遅く、刃(やいば)によって殺がれた。

    ザシュ――……。

    肉の切れる不快な音がした。
    カロルがマンゴーシュで敵の首を掻き斬ったのだ。

    「おぉ!カロル!張り切ってるな、その調子だ。」

    さっきまで空気と同化していたロイドが声を荒げ、カロルの志気(しき)を更に高める。

    相手がいくら敵でもこれは不謹慎過ぎる。
    戦いにも「敬意」と言うものがあることを、覚えておいてほしい。

    その応援に応えるように、カロルも今以上に俊敏した動きを見せる。

    仲間を失ったのが悔しかったのか、左右に居た敵2人が追撃を仕掛けてくる。
    だが、そんなものはカロルには通用しなかった。
    装備していた銃器を放り投げマンゴーシュ1本に闘志を懸ける。
    余興は終わり。ここからは瞬殺で終わらせる…。と言う、勝利宣言を示す。

  • どこぞの臨也さん
    No.359478
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    全身のカロル君は、こんなんです。
    ちょっと違うけど、イメージはこんな感じです。

  • どこぞの臨也さん
    No.359580
    [編集/削除]

    ロイドさんの全身は、こんな感じ。
    服がw どちらもメーカ様で作成

    なんて書いてあるんだろう…読めないな(;^_^A
    ↓「我又好了」で作成
    https://picrew.me/share?cd=b6GNAoxr1c

  • どこぞの臨也さん
    No.368478
    [編集/削除]

    ■続・一騎当千の殺戮兵器(4章)

    「くそお、調子こぎやがって!
    ロボットだが何だが知らねえが、仲間の仇だ!ジャンクにしてやるうぅぅぅ!!!」

    怖じ気づきながらも目前の敵が3人同時に、大木(たいぼく)の影(かげ)から奇襲を仕掛けた。
    カロルは瞬時に反応したが、さすがに全ての攻撃を避(よ)けきれなく、とっさに持っていたマンゴーシュを顔面ぎりぎりでガードした…。のだが…、反撃の衝動に耐えきれず、顔に傷を負(お)ってしまった。
    自らのナイフが仇(あだ)となってしまったのだ。
    一瞬、動きが止まるものの、痛みを感じない彼にはあまり効果はないようで…。
    そのまま攻撃を続行する。

    敵の頭上に飛び上がり、空中前転。
    そして、敵の背後に着地し、先ほど仕留めた敵のように、首筋めがけてマンゴーシュで掻き斬った。その行為はものの2秒。
    もう2人敵が居るにもかかわらず、カロルは動こうとしなかった。
    なぜなら、「もう、死んでいる」から…。

    時間差で敵2人の動きが止まる。
    ズルリズルリと、不快な音をたて、切れた斜面(しゃめん)を滑り落ちるように生首だけが地面に落下。
    その後、2人の身体(からだ)も横たわり、合計3体の屍(しかばね)が早くも出来上がる。

    ドサリ…。ドチャッ…と。
    不快な音で地面を濡らす。
    何が起きたのか理解の得ない現象が、周囲を満たしていた。

    くつろいでいたロイドも流石に動揺を隠せないでいる。

    「お、おい、何が――。何が起こった!!?」

    「敵勢力の鎮圧を確認、任務完了。
    ロイド様、落ち着いてください。
    このマンゴーシュで居合い抜きをいたしました。」

    平然と言い張るが、通常の居合いならばあのような現象は起こらないばずなのだが……。

  • どこぞの臨也さん
    No.373028
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    ■この名は誇り(エピローグ)

    ―――とまぁ、こんな感じで過去の俺はヤンチャしてたンス。
    その時できた傷が、この顔の傷なんでさ。これは不覚だった……。

    それよりも、気になっているのは、あの時起こった不可解な現象スよね。
    あれは「ただの居合い抜き」、だった訳ではなく、「シャドーエフェクト」つー裏ワザも使ったンでさ。
    ここぞと言う時に使う必殺技みたいなもんスよ。
    意味分かんねえと思うんで軽く説明しときやす。

    シャドーエフェクトっつーのは、敵に認識されずに攻撃を仕掛ける高度な技なんでさ。
    独自に生み出した技法でもある。
    あの時は、すでに敵に認識されてるから人物に仕掛ける事は不可能なんス。
    だから、人ではなく物にエフェクトを使ったンスよ。
    つまり、このマンゴーシュに仕掛けた訳っス。

    そうすると、マンゴーシュだけが意識から外される。
    だからあの時わざと武装解除し、身軽になり、「俺自身を注目」させたンでさ。
    え?俺が認識されてるから物に使っても意味ねえンじゃ…って?それは偏見スね。
    人間の目って、錯覚に陥りやすいンスよ。
    それを利用させてもらいやした。
    口調のせいでいい加減に見えるかもしれないスけど、こう見えて俺、頭脳派なンスよ。意外だったっスか?
    つか、忘れちゃいやせんか?俺がロボットだって事を…。
    あんまナメてもらっちゃあ、困りやすねぇ。

    ついでに、この俺の「自我」の説明もしときやす。
    そもそもこの自我は、命令機関の故障が原因なンス。
    全機能が停止する前に、自ら命令機関のソースを、自立型ソースに切り替えたンス。
    けどその犠牲に、人格機能がバグで侵食さちまって…結果、こんな風になっちまいやした。
    はは…笑うしかねえや…。

    本来なら問答無用で処分されるらしいンスけど、俺の場合は異例らしく残されたンス。
    代わりにこの滅んだ地球にも残されるハメになったンスけどね。
    いつ暴走するかわからねえ、ってことで。
    本当ひでぇ話っスよ。
    でも、いつか暴走したら、躊躇(ためら)いなく壊してくだせぇ。
    所詮俺は、「兵器」っスから。
    希望なんて持たない方がいい。
    自我があるように見えても、その奥には必ず「本能」がある。
    ロボットに「心」は預けねぇでくだせぇ。
    特に、俺には……ね。
    だから、その時は…よろしくおねげぇしやす…。

  • どこぞの臨也さん
    No.392559
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    ■続・この名は誇り(エピローグ)

    今まで自我が生まれたロボットを何体か見てきやしたが、ロクな運命を辿らない奴らばっかだったっスよ。
    制御できなくなり暴走しちまうンでさ。
    で、最後は…言わなくても、解るっスよね?

    この俺は運が良かっただけ…。
    今居るこの環境は良いのか悪いのか、良くわかんねぇけど。
    でも、結果だけ見れば良かったのかもしれやせん。
    バグと言う自我のおかげで今の俺が存在できてるンスから。
    それには感謝してるっスよ。
    でも…やっぱり……。いや、なんでもねえっス。

    …自分を見捨てたロイド様を恨んでねえか…って?
    そんなの即答でNOっスよ。
    そりゃあ、見限られたのは悲しいっスよ。
    でもそれ以上に、今までのロイド様との記録が俺に微笑むンス…。
    優しい声で、悲しい顔で、なにより…泣きそうに…。
    「すまない…お前を置き去りにして」って…。
    何度も何度も、この映像が頭部に流れるンでさ。
    これは俺の中にあるバグが作り出した虚像かもしれやせん。
    でも、俺はこう思う…。
    ロイド様は故意に「バグ」を植え付けたんじゃねえかって…。
    あれはバグなんかじゃなく、何らかのシステムだったのかもしれやせん。
    ロイド様、言ってやした。
    「いつかお前に心を与えてやりたい」って…。
    多分、兵器の俺が哀れに見えたじゃないっスかね。
    今の俺なら理解できるかもしれやせん。
    あの時の俺はただ、人を殺す事しか考えてなかったっスから。それが存在意義だって…。
    だからロイド様は、その「意義」を変えたかったんじゃないっスか。
    「生きる喜び」とか、「死を悲しむ意味」とか…。
    それを教えたかったのかも…。
    きっと俺を手放すのだって最後まで迷ったはずっス。
    ロイド様は優しい方だったから。
    それだけで、それだけで……、もう…充分…スよ…。
    俺、今初めて、「カロル」で良かったって思えたっス。

    なんて思うのは、流石に自惚れスかね…?

    …っと、なんかすいやせん。
    長々とつまんねぇ話をして。
    俺はそろそろ食料の調達に戻るぜ。
    うまい獲物を仕留めてくるんで期待しててくだせぇ。
    また聞きたくなったらいつでもくるっス。
    んじゃ、行って来やーっス。

    ――――――――――――

    この小説はこれで終わりです。
    ここまで読んでくださった方、ありがとうございました<(_ _)>
    良ければ、感想とかくださるとうれしいです!
    また、新たにできましたら、書き込んでいきます。

  • どこぞの臨也さん
    No.462503
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    ここでは久しぶりの投稿になります。
    また新たに小説を更新していこうかと思います。

    今回のお話は、コミカルなものになっております。
    前回の様にシビアなストーリーではないのでキャラ紹介は軽くします。
    情報量が半端なく多いのでね、一部省きます(省いても多いと思う(^^;))

    では、次のレスから、キャラ紹介していきます。
    もう片方のスレでしつこいほど推していた天魔君です。
    そして優馬君。で、最近新たに追加した、白・北京ちゃん。
    以上が登場キャラになります。
    よかったら、完結まで(きっと誰も見ないであろうが)どうぞお付き合い願います。

  • どこぞの臨也さん
    No.462517
    [編集/削除]

    ■キャラ設定1

    【名前】
    天魔(てんま)

    【種族】
    獏-バク(夢魔)
    悪魔階級:公爵・上位2段(『エゴティア』『悪魔の偽王国』より。)
    天使階級:大天使‐アークエンジェルズ(下位三隊 ・上位2段「聖霊」のヒエラルキー )
    悪魔と天使の混血種(ハーフ)
    悪魔より。

    【年齢】
    実年齢:480歳
    (青年になります)
    人間年齢:???
    (精神年齢、結構上、とだけお伝えしておきますw)

    【性別】

    【容姿】
    ↓画像参照。
    「ぐずりだんし」で作成。

    バクVer:
    髪型、赤と黒のメッシュ。
    瞳はオッドアイ。(右が黒。左は赤で煌めいている)
    頭上に白い天輪。頭の左右に天使の羽。背中に悪魔の羽。
    耳にルビーのピアス。首にタグネックレス。
    白と黒の迷彩柄?の服。ダーク神秘な雰囲気?
    人間にもなれますが、今回は人間として登場しないので、詳細は省いてます。

    【性格】
    バクVer.:
    開き直ってしまっており、感情が希薄になっています。
    冷たい印象を与えてしまいがちですが、
    それでも神通力(詳しくは【主な能力】を参照)で意思疎通を試みています。
    根は優しいですが、ちょっぴりニヒルなヤンデレくんです。

    【主な能力(特有)】
    天魔特有
    「黄金律」:
    先天的体質に宿る特殊な身体のこと。
    いくら食べても身体のフォルムが崩れない、黄金の肉体を備えています。
    免疫力も特化され、ウイルスを無効化します。
    彼の場合は、食事をしなくとも生き長らえます。
    悪夢を主食にします。

    バク能力
    「夢食いドリームブレス+α」:
    首にかけているタグネックレスで悪夢を閉じ込めます。
    これは、神に授けられた宝物(ほうもつ)の三種の神器の一つ。名は「夢食い(ドリームイート)」
    悪夢にうなされている相手の夢を食らい、不純物だけを体内に取り込んだ後、
    ブレス(吐息)により吐きだされた夢を粒子化させ、その粒子をダクに閉じ込めます。
    再度タグから取り出すと、高純度の高い夢へと変貌を遂げ、
    悪夢は完全に消滅され、素敵な夢を見る事ができます。(想像におまかせしますw)
    運がよければ翌日、その夢は正夢になり叶います。

    天使、悪魔・混血種能力
    「ハーフエンジェルハート」:
    死亡した相手を復活させることができます。
    砕け散って彷徨う魂を全て元に戻す為、輪廻転生の演算詠唱を行ないます。
    転生のため、復活すると元の種族には戻れません。
    彼と同じ魔のものとして復活してしまいます。
    まれに天使になる場合もあります。
    いずれにせよ、戻ることは不可能。

    悪魔能力
    「憂息止逝(うれいきといき)」:
    憂いな溜め息を吐く事により、
    吐き出された想いが毒素へとなって空気中を漂います。
    必ず誰かしらが吸い込むまでその毒素は消えず漂い続けます。
    溜め息の量により毒素の濃度も増します。
    その毒素を吸ったものは数日後、悪夢にうなされ夢の中で死を遂げます。
    夢で死亡すると現実側でも影響を受けてしまうため、
    夢とリンクするように現実側でも死を遂げます。

    天使能力
    「神通力(じんつうりき)」:
    森羅万象を読み解く力。
    言葉にしなくとも、物や生物の心を読み解くことが出来ます。
    死亡した魂の思念なども可能。
    感情が希薄な分、この能力を頼りにしています。
    相手の身体を透かして臓器を見る事も出来ます。
    これは身体に異常を来していないか調べるためのものです。
    彼は天使でもあるため慈愛を施し治癒することも可能。
    ついでに言うと、服を透かして見る事も出来ます。
    (あくまでも外傷がないか検査するための能力です。
    下心で見る為のものではありません!!
    誤解なきようにお願いします!!)

    【その他】
    彼は悪魔と天使の混血種ですが、
    本来なら純粋な天使の者として産まれるはずでした。
    両親ともに天使です。
    ですが、母親が奔放な性格だったため、父親を裏切り、
    ほかに男性を作り、そこから産まれたのが天魔だった。
    名前は、天授されたもの。
    意味は名の通り、天使と悪魔の、天と魔を掛け合わせたもの。
    本来は、四魔の一つの名ですが、それとは無関係です。
    両親の子供ではないと決定付けるものもあります。
    背中に生えている悪魔の羽。
    だからこそ彼は、母親を憎んで嫌悪しています。
    否定したくとも身をもって実感してしまう為、
    彼は自身の事さえも卑下してしまっています。

    黒い目に光がないのは、彼の感情が希薄だから。
    結構空気の読める、善良な部類になります。
    そもそも彼は、悪魔と天使の混血種になるため、立ち位置が複雑です。
    天界(天国)、魔界(地獄)を制限なしに自由に行き来できる特殊な存在。
    双子の弟がいます。
    天魔同様、弟も落胤(らくいん)。
    兄弟仲は良い方です。

    【人称】
    一人称:俺
    二人称:お前、名前呼び

    【SV】
    バク
    「悪夢を俺によこせ。
    " この夢を君(天魔)にあげる " と唱えて見ろ。
    そしたらもう二度と悪夢を見ることもないだろう…。」

    【イメージソング】
    バクver.
    曲:翼をください
    歌:合唱

    兄弟Ver.
    曲:Dream Catcher
    歌:EXILE

  • どこぞの臨也さん
    No.462530
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    ■キャラ設定2

    【名前】
    優魔(ゆうま)

    【種族】
    熾天使-してんし(セラフィム)
    天使階級:上位三隊・最高位
    「父」のヒエラルキー

    悪魔階級:騎士・最下位
    (『エゴティア』
    『悪魔の偽王国』より)
    悪魔と天使の混血種(ハーフ)
    天使より。

    【年齢】
    実年齢:480歳
    (青年になります)
    人間年齢:「兄さんに聞いて!」
    (つまり、不明ですw
    兄と同じく精神年齢、結構上、とだけお伝えしておきますw)

    【性別】

    【容姿】
    ↓画像参照。
    くずりだんしで作成。

    熾天使Ver:
    髪型、薄紫と黒のメッシュ。
    瞳はオッドアイ(右は赤く瞳孔がハートになっている。左は黒。)
    頭上に赤い天輪。
    頭の左右に悪魔の羽。背中に天使の羽。
    耳にダイヤモンドのピアス。
    手にロザリオ。(教会で使う祈りの十字架)
    胸元に白のクロスネクタイ?
    黒のカッターシャツの上に、白のフォーマルスーツ。
    ビューティ神秘な雰囲気?
    人間にもなれますが、今回は人間として登場しないので、詳細は省いてます。

    【性格】
    熾天使Ver.:
    見た目どおり、天使らしく
    威厳があり(多分…w)、慈愛に満ちています。
    努力している者には手をかしてくれますが、
    怠惰で傲慢な者には天罰を下したます。
    基本ふわゆるな感じですが…。
    寝起き時(あくまで)は口調が荒々しくなりますw
    ちょっぴりブラックな一面もある博愛主義者です。

    【主な能力(特有)】
    優魔特有
    「リラクゼーションコール」:
    動物に好かれる先天的な特殊体質の事です。
    自然と動物がよって来ます。
    また、これまでに動物を助けたり、優しく接していると、
    優魔が命の危険に晒された時、その動物が優魔の守護神となり、
    身を守って恩返ししてくれます。
    逆に自身で動物を呼ぶことも可能。
    ちなみに、天魔と一緒にいる時のみ「神通力」の効果により、
    優魔にも全ての生命との意思疎通(会話)が可能になります。
    この能力は「リラクゼーションコール」の能力があってこそ有効になるため、
    他の者には効果はありません。

    熾天使能力
    「慈愛の祈り」:
    手に持っているロザリオで治癒できます。
    これは、神に授けられた宝物(ほうもつ)の三種の神器の一つで、
    二つ目の神器に当るもの。
    名は「光の加護(ホーリーライト)」
    軽傷(かすり傷)程度なら自己治癒されます。
    また、「主(しゅ)よ、この者に慈しみを…。」とロザリオで祈ることにより、
    致命傷を負った者を治癒させることも可能。
    死亡した者には効果はありません。

    天使・悪魔・混血種能力
    「エンジェルボイス」:
    賛美歌を詠唱する事により、死亡した相手を復活させる事ができます。
    彼の場合は、天使能力が高いため、高確率の割合で完全復活し、
    元の種族として蘇らせる事ができます。
    成功率は2分の1。
    失敗すると天魔同様、輪廻転生になり、
    天使か悪魔として蘇ってしまいます。

    悪魔能力
    「破壊の振動周波数(ブレイキング・レゾナンス・フリークエンシー)」:
    「エンジェルボイス」とは逆の効果を発揮します。
    様々なものの固有振動数に合わせた声で歌を歌うことにより、
    物体を破壊させたり、相手の脳髄を壊死させ、死に至らしめることができます。

    優魔と天魔のユニオン能力
    「天使完全形態-真聖(しんせい)・アークセラフ」:
    優魔と天魔がフュージョン(合体)し、受けたダメージを2倍にして反撃します。
    一度、二度のダメージなら優魔の慈愛により見逃してくれますが、
    三度目にダメージを受けると、テレパシーで天魔とコンタクトを送り、
    天魔がその場に召還します。
    そして、優魔とフュージョンし、今まで受けたダメージを
    2倍にして大打撃を与えることができます。
    (仏の顔も三度まで…お気をつけて…!w)
     フュージョンした時の形態は以下の通り。(容姿は画像参照)
    天使完全形態「真聖・アークセラフ」に変身(優魔と天魔が融合)し、
    アークセラフ限定武器が使えるようになります。
    聖χ(せいかい)エクスカイヴァーと言う聖なる大剣で。
    通常は、重すぎて持つ事すら困難ですが
    天使形態のみ持つ事が可能になり使用できるようになります。
    この能力は1度のみしか発動できません。
     ちなみに、「アーク」は「大天使‐アークエンジェル」のことで、
    「セラフ」は「熾天使-セラフィム」のことで、
    この二つを合わさった呼称のことを「アークセラフ」と言います。
    「真聖」は「本当の、聖なる」という意味が含まれています。
    (次のページにて
    【漆黒乃翼(ジェットブラック)~封印されし剣の書より~】に、
    剣の伝承が載ってますので詳しくはそちらをご覧ください。)

    【その他】
    彼は悪魔と天使の混血種ですが、
    本来なら純粋な天使の者として産まれるはずでした。
    両親ともに天使です。
    ですが、母親が奔放な性格だったため、父親を裏切り、
    ほかに男性を作り、そこから産まれたのが優魔だった。
    名前は、天授されたもの。
    意味は名の通り、優しいと悪魔の、優と魔を掛け合わせたもの。
    両親の子供ではないと決定付けるものもあります。
    頭の左右の悪魔の羽。
    彼は、そのことについて思う事はあっても、母親を攻めてはいません。

    兄とは逆の思考の持ち主でポジティブ。
    悪魔要素が少ないため、善良です。

    仕事疲れ(天使の使命)によるストレスで、寝起き時はとても機嫌が悪くなります。
    いつも兄に起こされ、兄に被害を浴びせ、起こすのに苦労をかけさせています。
    たまに本体同士(混血種)のガチの喧嘩(戦闘)が勃発し、
    部屋が地獄化し、その度に家中が壊れます。
    酷ければ建物が破壊され吹き飛び、
    跡形もなく一面焼け野原になる場合もあります。
    その場合、いつも兄が家のリホームにお金を注ぎ込み、
    優魔の家を立て直してくれています。
    兄の、天界(天国)、魔界(地獄)の仕事を請け負って、兄孝行しています。
    見た目以上に手の掛かる弟くんだったりしますが……
    寝起き以外なら、とっても優しくて良い子です!!
    (優魔くん、あんまりお兄さんを困らせないようにね!!w)

    彼は、悪魔と天使の混血種になるため、立ち位置が複雑です。
    天界、魔界を制限なしに自由に行き来できる特殊な存在。
    双子の兄がいます。優魔同様、兄も落胤(らくいん)。
    兄弟仲は良い方です。

    【人称】
    一人称:俺
    二人称:君、○○さん、
    兄さん(対、天魔)、てめぇ(寝起き時のみ)

    【SV】
    熾天使
    「俺の歌声で癒してあげるよ。」

    寝起き時
    「(舌打ち)俺がいつ起きようが関係ねぇだろ…。
    うっぜぇ…ヘタレのくせして兄貴ぶってんじゃねぇよ…クソが…。」

    【イメージソング】
    熾天使ver.
    曲:光のアリア
    歌:葦原ユノ~starring yu-yu~
    (『ゴットイーター2レイジバースト』より)

    兄弟Ver.
    曲:Dream Catcher
    歌:EXILE

  • どこぞの臨也さん
    No.462535
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    ■キャラ設定3

    【名前】
    白 北京(はく・ほうきょ)
    通称:ホッキョちゃん

    【種族】
    人獣(小熊)

    【性別】
    男(中性的)

    【年齢】
    325歳(悠久を生き長らえる)
    自称永遠の10歳。

    【国籍】
    地獄
    地獄市極寒区1‐23番街

    【部署】
    極寒処配属の獄卒(見張りの人の事です)
    その名の通り雪に覆われた地域。
    刑罰は猛吹雪(を浴びさせる)、凍結、凍結破壊(氷漬けにさせた後、粉々に砕き割る)
    冷水瀕死(何度も何度も溺れさせる)

    北京のオリジナル忍術、妖術の刑もある。
    (千本クナイ・円盤鎌影・ブリザードレイン。詳細は「その他」を参照。)
    短刀で体の部位を切断した後に各部位を凍結させたり。
    頭部だけを切り落とし冷水に頭部をつけ、衰弱させたり、その他諸々。
    刑罰の中でもやや厳しい、中の下くらい。
    主に精神を狂わせた者に与えられる罰である。

    【容姿】
    画像参照
    ↓右は「ぐずりだんし」で作成
    https://picrew.me/share?cd=B7DQXbPEaP
    ↓左は「きゃらふと」で作成
    https://charaft.com/

    趣味の和服を着ている。
    刑罰用にクナイ、手裏剣、短刀を装備している。
    (画像の方は刀になってますが本当は短刀です。)
    頭に白い獣耳を生やした人型白熊(小熊)。
    身長65㎝(頭の耳含み)。誰でも抱きかかえられる生きたぬいぐるみのような姿をしている。

    【性格】
    自分のことを「ホッキョちゃん」と言う。
    奇抜でぶっ飛んだ思考の持ち主で、関西弁で舌ったらずなしゃべり方をする。
    愛らしい笑顔で平然と毒す。
    自分が「世界一可愛い」と思っている高飛車のナルシスト。

    【その他】
    忍術や妖術を習得している。
    主に刑罰のために使われる。
    以下が技になる。

    ▼千本クナイ▼
    四方八方から千本のクナイが瞬時に飛んでくる。
    ヒットすると刺さる。

    ▼円盤鎌影(えんばんかまいかげ)▼
    目には見えない手裏剣を飛ばす。
    ヒットすると円盤のように高速回転し、物体を切断するまで回り続ける。

    ▼ブリザードレイン▼
    無数の氷の粒を降らす妖術。
    ヒットすると低温やけどをし、表面が爛(ただ)れる。
    酷ければ貫通する場合もある。

    【SV】
    「極寒処に配属されました、白北京と申しましゅ。
    これからよろしくおねがいしましゅね」

    「しゃーて、たのし~、たのし~いお仕置タイムやで~♪」

  • どこぞの臨也さん
    No.462615
    [編集/削除]

    ■「魔王や…。あれは…魔王やった…。
    (※これがタイトルになりますw)」

    北京
    「ぎゃあああぁぁ~~~!!!
    魔王が降臨した~!!
    魔王が降臨したでえぇぇ~!!!」

    天界全体につんざく声が響きわたる。
    それと同時に、
    北京がボロボロの姿で現れた。

    北京
    「天魔しゃまあぁ~……」

    なんともか細い声で天魔に抱きつき、助けを求めた。

    天魔
    「…? どうした? 何があった?」

    北京
    「優魔しゃまが…
    優魔しゃまがぁ~……」

    北京は事の発端を説明する。
    これは、今から数時間前の出来事だ―。

    ――――――

    ――――

    ―――

    天魔
    「悪いが、これを優魔に
    届けてきてくれないか」

    北京
    「いいでしゅけど、
    これ、なんでしゅのん?」

    天魔
    「暑中見舞い、だ。
    暑いからな、粗品を送ろうかと」

    北京
    「しょうでしゅか。
    わかりました。届けてきましゅ」

    天魔
    「多分、優魔は教会にいると思う」

    そして、言われた通り、
    北京は教会にいると思われる優魔の下へ…。

    北京
    「ほぉ…。ここが天界か…。
    キレイな場所やなぁ…。
    たしか、ここを真っしゅぐ行くと
    教会があるって天魔しゃまが言ってはったな」

    しばらく大通りを歩いて行くと、
    やがて、立派な教会が見えてきた。
    どうやらここが目的地のようだ。

    北京
    「着(ちゅ)いたじょ。
    ここに優魔しゃまが居るんか?」

    教会の扉を叩いて中へと入る。

    北京
    「…お邪魔しましゅ。
    優魔しゃま居りましゅか?
    獄卒アイドル、ホッキョちゃんが癒やしにきましたよ~!
    天魔しゃまからの暑中お見舞いでっせ」

    中に入ると静まり返っており、北京の声だけが反響した。
    教会の中を見渡したが、そこに優魔の姿はなかった。
    優魔所か、人っ子ひとり居ない状態だった。

    シーン………。

    北京
    「なんや? 誰も居らんのか?
    ゆーうーまーしゃーまー!」

    再び優魔の名を呼んで見るが…。

    北京
    「………」

    返事は返ってこなかった。
    教会を後にしようかと立ち往生していると、突然声が聞こえてきた。

    ???
    「……るせ…」

    北京
    「なッ、なんや!?」

    ???
    「うるせえーっつってんだよ!!」

    北京
    「だッだれや! 刺客か!
    どこや?どこに居(お)る!?」

    キョロキョロと当たりを見回して声の主を探す。
    すると…。
    一番奥の窓際の長椅子に、横たわる人影が見えた。
    入り口の扉からは死角になっており、先ほど見渡した時には見えなかったようだ。
    恐る恐る、横たわる影へと近づいて行くと…。

    北京
    「……ゆうま、しゃま?
    なんや、優魔しゃまやないでしゅか」

    その影は、今し方会う予定の優魔だった。

    優魔
    「デカい声出すな。聞こえてる…」

    北京
    「しゅ…しゅいましぇん。
    しょれよりも、かわいーかわいーホッキョちゃんが、
    天魔しゃまからの暑中お見舞い届けに来ましたよ!」

    優魔
    「ああ、あのクソ兄貴からの…。
    チッ、そんなくだらねぇ物を届けにわざわざてめえは来たのか?」

    北京
    「クソ兄貴…! くだらん…!?
    ゆ、優魔しゃまどないされたんですか?
    なんかいつもと様子が…」

    優魔
    「寝る…………」

    北京
    「えッ、ちょちょちょ!
    なにしてはるんでしゅか!?」

    優魔
    「…………」

    北京
    「あの~優魔しゃま?」

    優魔
    「…………」

    反応がないようなので先ほどよりも大きな声で呼びかけて見る。

    北京
    「聞こえへんかったんかな?
    ゆーーうーーまーーしゃm…」

    優魔の名を言い終える前に、優魔に遮られた。
    優魔と言うよりも、それは「危険ななにか」だった。

    優魔
    「てめぇの頭の耳は飾りか?
    うるせえっつってんだろーが!!
    何度も言わせんじゃねぇ!!
    こっちは徹夜明けで疲れてんだよ!!
    俺の睡眠の邪魔してんじゃねぇ!!
    わかったらとっとと消え失せろ!!
    ライトニング・ボルト!!」

    怒号と同時に優魔の手の平からは
    高圧電流の魔法が凝縮して激しく暴れ回りだした。
    凝縮した雷の魔法が膨大に膨れ上がった頃合いで、天高く手を掲げる。
    それを合図に、一瞬の瞬き。

    ビッシャーーン!!

    轟(とどろ)く雷鳴が鳴り響くと、
    頭部からつま先にかけて凄まじい勢いで北京の全身は貫かれた。

    北京
    「ぎゃあああぁぁ~~~!!!」

    そして、優魔の放った高圧電流の魔法により、全身は焼かれ、
    あまりのショックで意識を失ってしまったのだった。

    ――――――

    ――――

    ―――

    そして、今に至る。

    北京
    「魔王や…。
    あれは…魔王やった…。
    優魔しゃまは狂暴な魔王に取り憑かれとるッ…!!
    あぁ…恐(おしょ)ろしい、恐(おしょ)ろしい…。
    あわわわわッ…ガクガク、ブルブル…」

    念仏を唱えるが如くぶつぶつと呟く。
    身体もガクガクと震えている。
    よほど怖かったのか、天魔に助けを求めて抱きついた。

    天魔
    「…そうか…優魔が…。
    その、運が、…悪かったんだ。
    もう大丈夫だ、よし…よし……」

    表情だけを見ると冷たく感じてしまうが、
    北京の身体を撫でるその手つきは優しく、労る彼の心が読み取れる。

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