【前回の十三階段から13ヶ月が経ちました。新たな猛者を決めてください】
その声に人々はうんざりするほど覚えた恐怖が呼び起こされる。あぁまた始まるのか、神の娯楽が……と。
【前回の十三階段から13ヶ月が経ちました。皆様次の準備を始めてください】
その声に異常者たちは様々な反応を返した。歓喜に哄笑を上げるもの、面倒だと溜息をこぼすもの。
とある世界線のとある時代。そこにはある決まりがあった、いや素直に世界のルールと言ってしまった方が早いか。
___13ヶ月、つまり1年と1ヶ月に一度、世界中で「猛者」と言われる強いものを十三階段へ向かわせること___
(募集スレより一部抜粋)
ただしこれは平行線の上をたどる、別の貴方たちが紡ぐ物語。
貴方とは違う貴方はどんな風に過ごしているのでしょう?
この世界はカミサマも知らない、
枝に分かれた先にある一つや二つの可能性から生まれた世界。
──この世界だと僕はカミトリのトップみたいだね。
もし、カミトリが十三階段で十三階段がカミトリだったら?
「キミたちに僕を倒せるかな?」
「来るやつ全員ぶっ倒すワン!」
「誰であろうと慈悲はございません。」
「さっさと倒されてくれないかしら?」
「手強そうな相手ですねぇ…」
「ややっ、いささか長くもなりそうですが楽しみでございますねぇ!しかし、我らに刃向かう十三階段を倒さねば!」
貴方たちは何と戦うのだろう
貴方たちはカミサマにたどり着くことが
できるのか。
そして、カミサマとは…
「おっとそれ以上はいけないよ」
×××
やあ諸君。私は××××という者だ。
一応28歳。寿命が近いからこの様に病人のような恰好なのさ。
何故、お前がここにいる…さて、何故だろう。私はこの世界ではカミトリとしてここにいた。しかし、体がもう保たないと言われてな。引退なのさ。
君に話そうか。
──この世界の始まり、そして終わりを。
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閲覧ありがとうございます。
このスレはなりきり雑談、募集スレにございます、『十三階段とカミトリ』のアナザーストーリーです。
ざっくばらんに言いますと
この世界はカミトリ陣営が十三階段、
十三階段陣営がカミトリとなっています。
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『登場人物』
カミトリ陣営
Hamneko=Pyunneko@澪様
エミリー@バナナ大好き様
Luisa Paulus@血歯牙様
Tim Arnold=Blitz Crockford@南国の塩様
狛凪 朔夜@眩暈💫様
Martins・Lott@ロット様
Viana Xillale@伊吹様
花衣 杏樹@薬師様
Meriel・Rosenberg@0様
Anastasia・Huber@アナ様
Revia=Beatrice@鶴様
十三階段陣営
ライラ・イヌカイ@中堅な忠犬様
赤橋 侑真@アラ様
オリヴァー@古井戸様
物繰 与力@羊様
アサギ@ワカサギ様
蛇塚 明日真@溜飲
花沢 黒江@鶏様
Camilla@七様
千翳@飴様
サタンナ・サーヴァント@パラガス様
高円@牧師様
忠野 一@ヘタレ勇者様
その他
カミサマ
D
原案
流唯様
文
溜飲
『用語説明』
*ロワイヤル・ワーカー*
この世界の名称。
文明発達度は現代日本とほぼ同程度だが、街並みは中世ヨーロッパ程度のままで止まってしまっている。
電気・電波もすでに発達・普及している。
科学と同時に魔術や陰陽道のようなものも残っており、それらを扱うものも少なくない。
*十三階段*
13ヶ月に一度行われる戦いの事、また神の選定で選ばれた13人の能力者を指す。
十三階段は1段目から13段目まで用意されており、最後まで登り切ると猛者は解放される。
選ばれた際の拒否権はなく、その時点で外界との接触の一切が断たれ唯一の接触は猛者とのみ。
階段それぞれに合わせたフィールドが有りその段の能力者に合わせカスタマイズされている。
十三階段に属するものは死ぬまで神の御心のまま戦うがその間は神から望むモノを与えられる。
*カミトリ*
十三階段の壊滅を目的に世界が組織した集団を指す。
十三階段同様13人の能力者が所属、さらに有志の非能力者が属している。
いわば正義の味方と言えるギルドだが、所属しているもの個々の思惑は統一されていない部分が多い。
*猛者*
十三階段の参加者として13ヶ月に一度選ばれる一人のこと。
能力者・非能力者問わず選ばれるが、神の好みか能力者が選ばれることが多い。
拒否権はなく選ばれたら最後まで登り切るしか生き残る術を持たない。
*能力者*
十数人に一人の確率で生まれながらにして不思議な能力を持って生まれた者のこと。
能力者は個人差はあれど一つか二つの能力を有する。
能力を得た代償か35歳以上になると自然死してしまう。
十三階段に属する者達の全員がこれで、自然死すると十三階段は補充されていく。
(募集スレより抜粋)