ぽんぽこ書店open!
暇潰しや暇な時に覗くも良し、書くも良し
観覧は無料!
然しまた見に来る(置きに来る)べし
作品例…短長小説,俳句,短歌,自伝,ポエム
___________________
現在図書一覧
→在庫1
『世界と君を天秤に載せて』
【音が消えた世界】
作者一覧
→1名.他不明
#蜜菜様
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『世界と君を天秤に載せて』
【音が消えた世界】
作者一覧
→1名.他不明
#蜜菜様
オレオに牛乳少し漬けると美味ぽん!↑
YouTube見てサボるぽん!
どんな絵画も君の美しさには敵わない
どんな武器も君の強さには敵わない
どんな世界も君の鮮やかさには敵わない
君の前には
この世界は、僕も含めて、色褪せてしまうんだ。
眩い美しさを纏い、絶対的な強さを誇り、激しい鮮やかさを持つ君には。
この世界は小さすぎるんだろう、君が世界と同じ額縁にいるには世界は弱いんだろう。
僕にとって君は、そういう存在だった。何人足りたも揺るがせない存在だった。
そんな君が子供のような無邪気な笑顔を僕に向ける、君が僕にくれた笑顔。
〜〜〜
〜〜〜
ある日、君が居なくなった。僕の目の前から、この世界から。
悲しみはもちろんあったが、それ以上に大きな納得があった。この世界は君には小さすぎた、もっと広い場所にもっと鮮やかな場所に歩んで行ったんだ、と。
君が居ない世界も初めは色褪せたままだった。眩しい光を浴びた後、目が眩むように。
太陽を失った気分だ、周りの空気が次第に冷え込んでいく感覚さえもした、地面にまっすぐ立っていられないような感覚さえもした。
〜〜〜
〜〜〜
君がいない世界で10年が過ぎた。君を追いかけることも出来ず、グラグラと日々を過ごしている。
僕の世界は色鮮やかだ、君のように。色鮮やかで鮮明だ。
今は君の声を思い出せない。君の顔も靄がかかったように不鮮明だ。太陽の君を僕はもう忘れかけている。
君の鮮やかさを忘れているから、この世界はこんなにも鮮明だ。
絵画は本当は美しかったと分かる
武器は強いものだと思い知らされる
この世界がこんなにも鮮やかだったと知る
絶対的な光が消えてから世界は本来の色を取り戻した、君を失って初めて、色を取り戻した。
もしも今、もう一度だけ君に出会うことが出来ても
僕は君が君である事に気付けないかもしれない。
一番最後まで人間の記憶に残ると言われる「匂い」。
僕は君の匂いを知らない、君に近づく事はしなかったかから。少し離れた場所で眺めるだけだったから。
もし今、君が後ろから声をかけてきても
僕は君をはじめましての誰かだと思うだろう。
〜〜〜
〜〜〜
世界と君とでは全く比べるべくも無い。君と比べたら世界なんて、羽毛のように軽かった。
君がいなくなって、天秤の傾きは収まった。世界が乗った片方と忘れかけの僕の君への記憶で、やっと平らになった。
君から笑顔を受け取る事はもう無いけど、君が最後に世界の鮮やかさを僕にくれた。
君のいた世界、君のいない世界。この天秤の傾きなど今更わざわざ知る必要もない。分かりきっているから。
========
駄文を失礼。
うぉ、嬉しいぽん!
1冊入書ぽん!
第1号感謝激励っぽん!
今後も頼むぽんね、連載も有りぽんよ!
あの日、僕の世界から音が消えた。
その時は絶望と嬉しさを感じたんだ。
あの憎い者たちの声を聞かなくて済むからだ。
でも_______
あれから、何年たっただろう。
僕は後悔している。
あの時、僕はなんで嬉しさと絶望を感じたのだろう。
今は嬉しさなんてなく、絶望だけ。
僕は、歌が大好きだった。
でも、音が消えたら僕の大好きな歌を、聴けない、歌えない。
友達の声も、親友の声、家族の声すら、聞けなくなった。
浮かれてて考えてなかったのだ。
早く、音がある世界に戻して。早く早く早く早く!!!!
誰か、音を僕に頂戴。音がある世界に行きたい_______
END
うぉぉ、またもや入書ぽん!
フィーバーぽんね!
第2号感謝ぽん、今後も頼むぽん!