デュラララチャット(仮)総合掲示板

何かあれば相談しなさいと父に言われた。出来る限りのことは、してやるからと。
子供思いの良い父だ。仕事から家事までこなす。昨日だって遅くまで仕事して帰ってきてから、明日の晩御飯を作るために台所へ立っていた。
母と離婚することになってから、ずっと、毎日。
あと一週間もしないうちに母は出て行く。言わずもがな僕たちは父に引き取られた。苗字はそのまま。母とも定期的に会うつもりだし、母もたまに実家には帰ってくるらしい。
父と母は仲がすごく悪いから、母が新しく住む場所は父には教えちゃいけないって言われた。
僕たちは…少なくとも僕は、父も母も大好きだ。

話が逸れた。

父は、週末には毎回どこかへ連れて行ってくれる。多少のわがままも聞いてくれる。悪いことをしたらしっかり叱ってくれる。距離を取れば寂しそうにする。好きだと言ってやれば、嬉しそうにする。

…

父が好きだ。

…

ねぇ父さん。

…

もしも、僕の本心を告げたら。
どうしてくれる？

夜な夜な、父に身体を触られる。

足から、尻。腹を伝って、胸へ。
服の中に手が入ってくるんだ。

昨日も、ズボンの中に、手が。

寝ている間だけ。
父は僕が寝てると思ってるんだ、多分。

嫌だから、狭いって言うみたいに身体を動かして、距離を取る。起きてるのを悟られないように。
それでも手は僕の身体を触るんだ。

前に一度だけ、大泣きしながら母さんに打ち明けたことがある。
その晩に父さんは、寝ている間に男女関係なくそう言うことをしてしまう。昔からの癖だ。って。
謝ってきた。なんども。なんども。

僕はいいよって言った。笑って流した。出来るだけそのことを考えたくないから。

昨日はお尻を触られたよ。

父さん。もうしないって、言ったのにね。

起きてるの、知ってるから。