どんな話でも構わないから、小話をドンドン載せてって。
もはや暴言でも愚痴でもOKです。
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どんな話でも構わないから、小話をドンドン載せてって。
もはや暴言でも愚痴でもOKです。
俺は今日、初めてお前に出会った。でも、俺は初めましてじゃない。何度目かの、初めましてだった。
“前”と変わらないお前の人懐っこい笑顔に“また”俺は惹かれた。─仲良くなりたい。何度、そう思った事だろうか。でもお前は俺の事を微塵も覚えちゃいない。俺からしたらお前は親友で、お前からしたら俺は今日初めて会った人で。
若干の会話の食い違いも困った笑顔も全部、全部。もう、慣れた。慣れたけど、それでもやっぱり心が痛む。俺を忘れないで、──何て、お前はただの人間だから死ねば俺を忘れる訳で。そして俺はその命運を受け入れるしかない訳で。─心苦しい。それをお前に悟られちゃ、いけない。
お前が俺と“知り合って”暫く経った。…そりゃあもう、暫く。数十年ってとこか。お前はすっかり髪が白くなって皺も増えて。“また”、病床に伏している。めっきり元気も無くなって俺の手を握るのも弱々しかった。当の俺は何も変わらない。老いもせず病気もせず、ただお前の側に居た。そんな俺をお前は、やっぱり気味悪がる事もなく不思議な人だと終わらせた。お前のその能天気さが好きだったんだよなぁ。まぁ、お前は。もうすぐ死んじまうけどさ。
明くる日。
アイツは。
死んだ。
いつも通り安らかな最期だった。言い遺した言葉も同じだった。
「また、来世──。」
でもその言葉を聞く度に涙が頬を伝う。
いかないで、行かないで、逝かないで。喘ぐ様な俺の嗚咽が病室に篭る。涙は止まらない。何度枯らしても俺の涙は枯れてはくれなかった。泣いても泣いても、“今”のお前は帰ってこないのに。手を握り返してはくれないのに。
来世なんか、要らない。なぁ神様。居るなら俺を──アイツの元に連れてってよ。
そんな言葉が天に届くはずも無く。俺はまた、お前と初めましてを繰り返す。
小話ってか短編だなこりゃ。
スレチなら消してください。pass 1234
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No.1
大好きだったあなたとの思い出
私とあなた、いつも一緒に過ごして一緒に帰って一時期は付き合ってる?なんて聞かれたりしたよね。あなたもまんざらでもなさげで。
そんな幸せも儚い時間だった。
転校生が来た。
「転校生」それだけで注目される二つ名で
それに加えて白い肌、くりっとした目に長いまつげ。少し太い眉毛すらも可愛らしく見え、容姿端麗、成績優秀、文武両道、そんな言葉が似合う子だった。
あなたはきっと「転校生」に興味を持って私といる時間は少なくなっちゃうんだなって思った。
けどあなたは違った。私と一緒にいてくれて、「転校生」にもさほど興味を向けなかった。
私が『「転校生」の子とはお話ししないの?』
そう聞くとあなたは『俺はお前と話したいから』
そんなことをいってくれてさらに好きになっちゃったんだよね。
『ねぇ、一緒に移動教室行かない?』
「転校生」の声がした。私かな、と思って振り替えると「転校生」がいた。
『私、まだ道わからなくって...』
けど視線は合わない。「転校生」は私の横にいたあなたの袖を引っ張った。
あなたは驚きながらも『お前が「転校生」?』と「転校生」に放った。
男の子はこういうので落ちちゃうんだろうな、何て思ったのも束の間、
『そう!兵庫から来ました、「転校生」です!仲良くしてくれたら嬉しいな...?』
と上目遣いで私と「転校生」よりいくぶんか背の高いあなたに声高に自己紹介をする「転校生」。その間も私のことをちらっと見たが私に自己紹介をする気はないようだ。
To be continued
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