この話の元記事はこちら!
「相手を下げて嫉妬心をコントロールしようとする心理~劣等感、無価値感、そして、競争心と向き合う~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ちょっと久しぶりになりましたけども、今日は雨の東京に来ております。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、嫉妬からくる、我々がよくやっちまいがちなパターンの1つだと思います。
「嫉妬心をコントロールするために、相手を下げて自分を保とう」という心理についてお話してまいりたいと思います。
よかったら最後までおください。
そして、チャンネル登録やフォローとかもよかったらお願いします。
嫉妬について4月に本を出しまして、いろんな感想もいただいておりました。
ありがとうございます。
つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本
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嫉妬について、いろんな角度からお話をさせていただく機会も、昨今が増えているわけでございますけども。
今日いただいたネタも、ブログを元にまたお話をさせていただいてるんですが。
嫉妬した時に、相手を下げて、そして自分をなんか上に置いて、なんとか気持ちを保とうとするっていう心理。
これはいろんな場面であるんじゃないかなと思いますし、当てはまる方もいらっしゃるんじゃないかなと思ってネタにさせてもらいました。
具体的な事例については、またブログを見ていただきたいなと思うんですが。
嫉妬した時に、よく起こりがちということで、ちょっとその心の流れを最初に見ていきたいなと思うんですけど。
嫉妬したっていう裏側には、なんか自分の劣等感とか、無価値感とか、なんらかのネガティブな感情を刺激するような出来事があったと。
今回のネタ元さんは、三角関係的な、そういう関係において、相手の女の子に対して、そういう感情を抱いたっていうところからが話のスタートなんですけども。
そこで嫉妬心を覚えた時に、やっぱり辛いと。惨めだと。
で、嫌な気分でいっぱいだと。
っていう時に、その相手の女の子を下げるっていうことをして、相対的に自分を上にしようとする。
つまり、劣等感とかネガティブな感情を感じてるんだけど、それをひっくり返して、優越感の方に持っていこうっていうコントロールですね。
これはけっこういろんな人がやるんじゃないかなと思います。
たとえば、自分よりも成績が良い人に対して、「あいつはズルをしてる」とか、「たまたまだよ」とか、「あいつは勉強はできるけども、みんなからは人気がないよね。友達いないんだよね」みたいな感じで、相手を下げるっていうことによって、相対的に自分を上げようということでね。
ちょっとドロっとしますけども、誰もがこういうことをやっちゃうんじゃないかなって僕はよく思うわけですね。
まぁ、もちろん僕もそういうことやっちゃうことってあります。
で、そういう時に、やっぱり劣等感を覚えてて、その逆の優越感に持っていこうっていうコントロールをするんですけど。
それで、じゃあ気分はスッキリするのか?っていうと、これって慰みみたいなもので、ちょっとした気分の緩和っていうのはあるんですけども、あんまり気分はやっぱり良くないままなんですよね。
で、それで嫉妬してることも惨めで悔しいし、それを使って、逆に自分を上に持っていこうっていう気持ちも、なんかまた惨めな感じがしたりもしますし、モヤモヤするわけですよね。
で、じゃあそういう心理になったときにどうしたらいいのか?っていうところを見ていくと、やっぱり嫉妬そのものと向き合っていくというか。
嫉妬っていうのは、そういったネガティブな感情、劣等感、無価値感、罪悪感、怖れ、不安、競争心、独占欲、さまざまなそういった感情が影響してますし。
どっちが上で、どっちが下でっていうふうに考えてしまう、捉えてしまうっていうのは、まさに競争心が作り出す機能というか、メカニズムがあるわけですよね。
っていうことは、「なんか自分の中に競争心があるんだな」っていうのが、1つのチェックポイントです。
自分がなんか惨めで負けたような気がしたとか、なんか自分が劣ってるような気がしたっていうことは、そこになんらかのやっぱり「劣等感」っていうのがあるとか、「無価値感」があるとかっていうふうに掘り下げてみることができますよね。
じゃあ、なんでそんなに無価値感や劣等感があるんだろう?っていうことになると、これはカウンセリング案件になりますけども、過去の、突き詰めていけば本当に親子関係まで辿れるかもしれませんけども、そういった過去の体験があって、そして今、それがまた出てきてるっていうふうに見ていくわけです。
この競争心っていうところが、やはりそのスイッチを押す部分、「負けたくない」っていう気持ち。
それから、相手を上に見たり、下に見たりするっていう、競争心っていうとこで見ると、ここから取っ掛かりにしたいんですけども、やはり「他人軸」になってるんですね、競争するっていうことは。
相手がこうだから、自分が下・上っていう判断で、軸は相手の方にあるんですね。
だから、やっぱり「自分軸を取り戻しましょうね」っていうところが、こういったテーマにおいての1つ目のやっぱり課題っていうことになっていきます。
私は私、相手は相手っていうところで、ちゃんと線引きをしましょうっていうことだし。
今回の三角関係だったら、自分は自分だし、彼は彼だし、女は女っていうふうな線引きの仕方っていうこともすごく大事ですね。
要は、「張り合わない、競争しない」っていう意識を、まずは身に付けていきたい。
これがまず一つ目のポイントになってきます。
「競争心を手放すために、自分軸を作りましょう」っていうところが、1つ目のテーマになります。
で、自分軸に基づいて今後の話も進んでいくんですけども。
2つ目のポイントとしておすすめしたいところが、結局「今できることってなに?」っていうお話なんですね。
今ここに生きるっていうのは、いろいろ言われますけども、やはりこれもすごく大事なことで。
で、今の自分が持ってるもので勝負するしかないっていう表現もしますけども、「今の自分にじゃあできることってなに?」と。
たとえば、彼との関係でできることってなんだろう?っていうこともそうだし、その他にたとえば仕事であったりとか、家事であったりとか、今の自分にできることってけっこうたくさんあるんですよね。
で、そうやって自分軸、これも自分軸を作っていくことになるんですけども、このあたりは、「やるべきことをちゃんとやっている」みたいなところが、自己肯定感をあげることにもなって、その劣等感、無価値感っていうところを癒すっていう方法にもなっていきます。
で、「今の自分にとってのベストを尽くそう」っていう考え方ですね。
ベストを尽くすことによって、言ってみれば自分自身を取り戻していくっていうようなアプローチっていうのが、2つ目におすすめしたいところだったりします。
で、3つ目、ここが無価値感の方に寄っていくんですけども。
じゃあ、今自分ができることと同時に、「今の自分の価値・魅力」、ここを受け取りたいよねっていうところが、やっぱり重要なポイントで。
自分の魅力とか価値っていうものが、見えなくなっちゃってる。
あるいは、過小評価してる。
これ多いんですよね。
過小評価してるが故に、相手が上に見えてしまう。
相手のことを上に見ようとするがあまり、わざと無価値感っていうのを使ってる場合もあるぐらいですから、そうすると、ここでの課題っていうのが、今の自分ができることに加えて、魅力・価値はなんだろう?っていうところを、やっぱりフォーカスしていきたいところです。
これは言われても、そう簡単にわかるものじゃないし、気づきたくない部分も、もしかしたら長所なんだけど、あるかもしれないんだけども。
「自分の魅力ってなんだろう?自分の価値ってなんだろう?」っていうところにフォーカスをしていく。
やり方はいくらでもあるんですけども、そういったところにフォーカスしていく。
こういったところで、自分軸を取り戻して、相手の方にいってしまっている意識を取り戻していくんですね。
で、そうやって自分軸になればなるほど、地に足がつくっていう状態になります。
地に足がつくっていう状態になるので、この三角関係にとらわれることなく、じゃあたとえば今彼に対してどういうアプローチをしようかな?とか。
彼との関係がもっと親密になるには、どういうアプローチができるんだろうか?っていうことにエネルギーを注ぐこともできますし、自分磨きって俗に言いますけども、じゃあ自分自身をもっと魅力的にするために、エネルギーを投資しましょうっていう方向にも使えたりするわけですね。
従って、やっぱり競争心とかは、自立していれば絶対出てきます。
そして、その裏側には、劣等感とか無価値感っていうのがやっぱりあります。
で、そういった劣等感とか無価値感にとらわれて競争が起こってくると、どうしてもあいつが上・自分が下だということで、下にいるのは悔しいから、なんとか上に上がりたいって、自分自身をコントロールしていくようになっちゃいます。
で、コントロールっていうのは、やっぱり自分でもわかるので、気分が良くないんですよ。
強がってるとか、意地張ってるみたいな感じになりますよねと。
だったら、そこを取り戻すために、自分軸を取り戻しましょう。
そして、今できることをやっていきましょう。
そして自分の価値、魅力をちゃんと受け取りましょう。
っていう、この3つのテーマを今日はお話させていただきました。
パートナーシップに限らず、これはお仕事とか、あらゆる人間関係とかでも有効な考え方・あり方だと思いますので、よかったら参考にしていただければ幸いです。
ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。